入れ歯に関するよくあるご質問を項目ごとにQ&A形式で載せてみました。ご参考になさって下さい。入れ歯に関して下記以外のご質問・ご相談がある場合は、直接お電話でお問い合わせもしくは無料メール相談にてお気軽にお問い合わせください。
当院に来院されていない患者様からのお問い合わせ、ご質問もお受けいたします。
ノンクラスプデンチャー(バネのない入れ歯) Q&A
Q.バネが無いのにはずれたりしませんか?
バネと違って土台から歯と歯ぐきを包み込み安定させますので動きませんしはずれません。ほとんどの場合、お餅など普通の入れ歯ならはずれるようなケースでもノンクラスプデンチャーならはずれません。
Q.割れませんか?もし割れたときは修理できますか?土台部分ははジェットカーボ樹脂という最先端の樹脂で、健康保険の入れ歯の樹脂であるアクリルレジンと比較して、硬さが約2倍、衝撃に対する強さが約8倍あります。したがって通常の使用では割れにくいです。ただし樹脂ですので、咬み合わせがきついケースや入れ歯が薄いケースではヒビが入ったり割れることもあります。割れたときは修理可能です。耐久性に不安がある場合は、土台のフレームの部分を金属床にすれば良いでしょう。
Q.どのくらいの期間使えますか?毎日の食事や日常生活での噛みしめなどによって、入れ歯には絶えず負荷がかかります。また、歯ぐきは時間とともに変化し、必ず痩せていきます。負荷のかかり方や歯ぐきの痩せ方は個人差があり、個々のケースで異なります。したがって一概には言えませんが、定期的な入れ歯の点検や調整を受けることにより5年以上の長期にわたって使用することができます。また、ノンクラスプデンチャーでは、通常の人工の歯よりもすり減りにくい「硬質レジン歯」を採用し、耐久性のアップをはかっています。
Q.入れ歯の素材は体に害はないの?害はありません。ジェットカーボ樹脂は日本で製造され、厚生労働省より医療用具の製造承認を受けている安全な素材です。類似品で未承認の樹脂や、中国製の物もありますのでご注意下さい。
Q.食事のたびにはずして洗わないといけませんか?食べ物がつまりにくいのと、表面がつるつるして汚れがほとんどつかないので、入れ歯そのものは食事の後にはずして洗う必要はほとんどありません。極めて衛生的な入れ歯です。
Q.はぐきがやせたら入れ歯があわなくなって作りかえないといけないのでは?どんな健康な人でも歯ぐきは時間の経過とともにやせていきます。その結果、入れ歯の内側とはぐきの間に隙間ができていきます。隙間ができると入れ歯が動いて咬みにくくなったり、食べかすが入れ歯の内側に入るようになります。この様な場合、入れ歯の内側に樹脂をつぎ足す作業−リベースと言います−によって解決いたします。当院のノンクラスプデンチャーはこのリベースが即日で可能ですので新しく作りかえる必要がありません。ご安心下さい。
マグネット入れ歯 Q&A
Q.いま使用している入れ歯にマグネットを入れることはできる?
どのような入れ歯か拝見しないとわかりませんが、マグネットを埋め込むことができる入れ歯なら可能です。
Q.マグネットは体に害はありませんか?体に害はありませんが、MRI検査を受ける場合はマグネットに関するカードをお渡ししますのでMRI担当医にお見せ下さい。
Q.マグネット入れ歯の寿命は?ノンクラスプデンチャーと同様、個々のケースで異なりますので一概には言えませんが、定期的な入れ歯の点検や調整を受けることにより5年以上の長期にわたって使用することができます。
Q.根が1本も無いのでマグネット入れ歯は無理ですよね?根が無い場合は無理ですがインプラントで根を作り、その上にマグネット入れ歯を入れることは可能です。
金属床義歯 Q&A
Q.欠けたり割れたりしませんか?
フレームの部分の金属が欠けたり割れたりすることはありませんが金属以外の部分は樹脂ですので、欠けたり割れたりすることはあります。修理で対応できますのでご安心下さい。
Q.歯ぐきがやせたら合わなくなるのでは?どんなに健康な人でも時間とともに歯ぐきはやせていきます。したがって金属床に限らずどんな入れ歯でも台と歯ぐきの間には隙間ができます。その隙間を埋め合わせる処置法を「リベース」といい、金属床でも可能です。歯ぐきがやせたらリベースによって入れ歯の台の部分の適合を補正します。